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筆者:冨澤敏夫(柔道整復師) N2023/12/4 更新2024/6/15

アジソン病の犬(愛犬)と暮らす不安な飼い主の情報交換サイト

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アジソン病の犬と暮らして、分からないことが多く不安な日々を送っていませんか?同じ気持ちの仲間が集うLINEグループで、気軽に相談できます。

犬のアジソン病は、副腎皮質ホルモンの不足により発症する病気で、別名副腎皮質機能低下症と呼ばれます。

症状としては、風邪に似た症状や多飲多尿、体重の減少などが挙げられます。

アジソン病は治らない病気で、一生涯薬による治療と定期的な検査が必要になります。

私の願い

アジソン病の愛犬と一緒に暮らしている方、アジソン病とわからずに愛犬の体調不良が心配で不安な方へ

私の愛犬もアジソン病で、色々な場面を経験しています。その経験から得た知恵を皆様と共有したく記事を書いています。

アジソン病は治らない病気で、一生涯薬による治療と定期的な検査が必要になります。

動物病院の獣医師の先生と二人三脚で向き合っていかないと行けない病気です。

だから、いつも一緒にいる飼い主さんが、アジソン病の知識を持たなければと考えています。

この記事が少しでも役に立てていただければ幸いです。

 

目次

  1. アジソン病とは?
    1. アジソン病(副腎皮質機能低下症)にかかりやすい犬の特徴は?
    2. 人間のアジソン病と犬のアジソン病は違う?
  2. 犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の原因別の分類
    1. 1. 特発性アジソン病
    2. 2. 医原性アジソン病
    3. 3. 非原性アジソン病
    4. 4. 原性アジソン病
  3. 犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の2つのタイプ
    1. 1. 定型アジソン病
    2. 2. 非定型アジソン病
  4. アジソン病の症状|犬の飼い主さんが注意してほしい愛犬のサイン
    1. アジソンクリーゼ|緊急性の要する症状
  5. アジソン病の検査法
    1. 血液検査
    2. ACTH刺激試験
    3. 画像検査
    4. 定期的な検査をのすすめ
  6. 犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の治療法
    1. アジソンクリーゼの治療|緊急を要する症状
    2. アジソン病の慢性的な治療|緊急ではないが油断してはいけない症状
  7. 犬のアジソン病の薬について
    1. フロリネフ( 鉱質コルチコイド)
    2. プレドニゾロン(糖質コルチコイド)
  8. アジソン病の獣医師との連携
    1. アジソン病の獣医師選びのポイント
    2. 獣医師とのコミュニケーションの重要性
  9. アジソン病を患った犬の生活の工夫
    1. 食事に気をつける
    2. 適切な運動とリラックス法
      1. -運動
      2. -リラックス法
    3. ストレス管理のための工夫
  10. 愛犬のアジソン病闘病記録
  11. アジソン病を持つ犬の飼い主さんの 情報共有や経験の交換の場

 

アジソン病とは

犬のアジソン病(別名:副腎皮質機能低下症)とは、副腎皮質ホルモンが不足することで起こる内分泌疾患です。副腎皮質ホルモンには、水分や電解質のバランスを調整するミネラルコルチコイド(鉱質コルチコイド)と、ストレスに対応するグルココルチコイド(糖質コルチコイド)があります。

副腎は、腎臓の上に位置する内分泌器官で、副腎皮質と副腎髄質の2つの部分から構成されます。副腎皮質ホルモンが分泌され、体の水分や塩分のバランスを調整したり、ストレスに対応したり、免疫系を抑制したりする働きがあります。

アジソン病と副腎

副腎皮質ホルモンには、副腎皮質ホルモンと副腎髄質ホルモンがあり、副腎皮質からは糖質コルチコイド、ミネラルコルチコイド、性ホルモンなどが分泌されます。副腎髄質からは、カテコールアミンであるアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。

副腎皮質ホルモンは、下垂体前葉から分泌されるACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の影響で合成が促されます。ACTHの分泌は、視床下部から分泌されるCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)によりコントロールされています。

犬のアジソン病の原因には、副腎自体の機能異常下垂体(ACTHの分泌器)、視床下部(CRHの分泌器官)の機能異常が考えられます。

どちらにしても、副腎皮質ホルモンが不足するため様々な症状が現れます。主な症状は「食欲がない、下痢嘔吐、よく水を飲む、おしっこが多い(薄い)、体重の減少、元気がない、身震い」などの初期症状を見逃さないように注意しましょう。

症状の現れ方は、犬によって異なりますので、疑いがある場合は病院での検査をお勧めします。

アジソン病の犬は、定期的に血液検査や尿検査を受けて、水分や電解質のバランスをチェックする必要があります。

アジソン病は治らない病気で、一生涯の投薬による治療と定期的な検査が必要になります。適切な治療と管理を行えば寿命は全うでき、普通の犬と同じように元気に暮らすことができます。

詳しくは、「犬のアジソン病とは?」を参考にしてください。

 

アジソン病(副腎皮質機能低下症)にかかりやすい犬の特徴は?

犬のアジソン病にかかりやすい犬種は、ビーグルやスタンダード・プードル、コリー、グレート・デーン、ロットワイラー、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアなどで、若年から中高齢(平均4歳)の発症が多く、特にメスに多いようです。(わが家の愛犬はオスで6歳で発症)

 

人間のアジソン病と犬のアジソン病は違う?

人間のアジソン病と犬のアジソン病は、原因や症状が異なるため似ているが異なる病気とされています。人間のアジソン病と比べて犬のアジソン病は発症率が高く早期発見と治療が重要です。

 

犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の原因別の分類

アジソン病は、原因に基づいて4つに分類されます。特発性アジソン病や医原性アジソン病、非原性アジソン病、原性アジソン病という用語は、アジソン病の原因に基づいて定義される異なるタイプを表します。これらの用語の意味は以下の通りです。

 

1. 特発性アジソン病

90%以上の犬のアジソン病がこのタイプで、特発性アジソン病は、原因不明で起こる副腎皮質の機能低下症を指します。特発性とは「原因不明の」という意味であり、何らかの特定の病因が特定できない場合に使用されます。特発性アジソン病では、自己免疫機構が副腎皮質に対して攻撃を行い、副腎皮質の機能が低下することが考えられます。

2. 医原性アジソン病

医原性アジソン病は、副腎皮質ホルモンの産生が外部要因によって抑制されることによって引き起こされる状態です。例えば、副腎皮質を抑制する薬物(ステロイドや他の副腎抑制薬)の長期投与や急激な中止によってアジソン病が発生することがあります。

3. 非原性アジソン病

副腎皮質に異常があるのではなく、副腎皮質ホルモンの産生が視床下部-下垂体-副腎系(HPA軸)の異常によって引き起こされる状態を指します。これは、下垂体や視床下部などが原因で生じる内分泌系の異常によって副腎皮質の機能が低下する病態を表します。典型的な原因としては、下垂体腫瘍や脳腫瘍などが挙げられます。

4. 原性アジソン病

原性アジソン病は、副腎皮質の機能が低下する主要な原因が副腎自体の病変や破壊によるものである病態を指します。通常は副腎皮質に直接影響を与える病気や病変が存在し、これによって副腎皮質が十分なホルモンを産生できなくなる状態です。原因としては、自己免疫疾患(自己免疫性副腎炎)や感染症(結核など)、腫瘍、出血、または他の副腎皮質の破壊が挙げられます。

詳しくは、「犬のアジソン病の原因と症状」を参考にしてください。

 

犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の2つのタイプ

非定型アジソン病と定型アジソン病の区別は、一般的に「アジソン病のサブタイプ」と呼ばれます。アジソン病は、副腎皮質ホルモンの産生不全によって引き起こされる疾患であり、その病因や症状の重症度によっていくつかの異なるタイプやサブタイプが存在します。

非定型アジソン病(atypical Addison's disease)と定型アジソン病(typical Addison's disease)は、病因や原因、症状、治療応答などの面で異なる特徴を持ちます。非定型アジソン病は通常の症状や検査結果が見られず、診断が難しい場合があります。一方、定型アジソン病は典型的な症状や特徴が見られることが一般的です。

1. 定型アジソン病(typical Addison's disease)

典型的なアジソン病で、定型アジソン病(Typical Addison's disease)は、副腎皮質の機能低下症の一形態であり、副腎皮質の主要な機能が影響を受けてホルモン(鉱質、糖質コルチコイド)の分泌が低下する疾患です。

2. 非定型アジソン病(atypical Addison's disease)

非定型アジソン病(atypical Addison's disease)は、典型的なアジソン病とは異なる特徴を示す副腎皮質機能不全の一形態です。非定型アジソン病は、通常は鉱質コルチコイド(ミネラルコルチコイド)のみが不足することが特徴です。この病態では、副腎皮質の外層(糖質コルチコイドを産生する部分)は比較的正常に機能しているため、糖質コルチコイドの不足症状がほとんど見られません。

 

くわしくは、「アジソン病のタイプ別の分類と特徴など」を参考にしてください。

 

くわしくは、「犬のアジソン病には、定型(典型)と非定型の2種類がある?」を参考にしてください。

 

アジソン病の症状|犬の飼い主さんが注意してほしい愛犬のサイン

犬のアジソン病の所見には、アジソン病とすぐにわかる特徴がなく、重症化して初めて気付くケースが多いようで注意が必要です。下記の症状が愛犬にある場合は、早めに動物病院に相談するといいでしょう。

犬のアジソン病は、ストレスが悪化の要因になるため、様子を見ていると危険なため、早めに動物病院で検査を受けてください。

アジソン病の初期症状

犬のアジソン病(原発性副腎不全)の初期症状には以下のようなものがあります。

  • 1.多飲多尿: 最も一般的な初期症状であり、犬が異常に多くの水を飲み、その結果として頻繁に排尿することが特徴です。これは副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の不足によるもので、腎臓が水を過剰に排出するためです。
  • 2.食欲不振: アジソン病の犬は食欲が低下し、食事を拒否することがあります。これは消化器系の影響や一般的な体調不良の反映かもしれません。
  • 3.体重減少: 犬が体重を失うことがあります。これは代謝率の変化や栄養吸収の問題によるものかもしれません。
  • 4.脱毛・皮膚の変化: アジソン病は皮膚や被毛にも影響を与えることがあり、脱毛や皮膚の乾燥、色素沈着の変化などが見られることがあります。
  • 5.筋肉の弱さ: アジソン病の犬は筋肉が弱くなることがあり、活動量の低下や運動能力の低下を示すことがあります。
  • 6.消化器症状: げっぷ、下痢、嘔吐などの消化器系の症状が現れることがあります。

このような症状がすべて出るのではないけど、注意深く見守りましょう。

 

くわしくは、「アジソン病で初期症状ですばやく対応」を参考にしてください。

 

 

アジソンクリーゼ|緊急性の要する症状

こんな症状が愛犬に見られたら、重症の副腎クリーゼ(アジソンクリーゼ)と呼ばれ副腎不全状態に陥っている可能性があります。愛犬の命にかかわるため、放置しないですぐに動物病院を受診しましょう。

最優先は獣医師に連絡ですが、休みなどの場合は、救急の動物病院を探すか、かかりつけの獣医師さんと連絡が取れるようにしましょう。アジソンクリーゼは重篤な状態であり、獣医師にすぐに連絡してください。専門家の指導のもとで適切な治療を受けることが重要です。

 

詳しくは、「犬のアジソン病の緊急を要する症状に注意」を参考にしてください。

 

アジソン病の検査法

犬のアジソン病を分類するには、以下の検査が行われます。

1)血液検査

アジソン病の診断には、血液検査や尿検査が行われます。血液検査では、ナトリウムの血中濃度が低下して、カリウムの血中濃度が高くなっていることが確認されます。尿検査では、アルドステロンの値が低くなっていることが確認されます。

ナトリウムの血中濃度が低下すると、脱水や低血圧、筋力低下などの症状が現れます。また、カリウムの血中濃度が高くなることで、心臓や筋肉の働きに影響を与えることがあります。

2)ACTH刺激試験

ACTHというホルモンを投与し、コルチゾールの分泌が正常に上昇するかを調べます。

副腎皮質にホルモンの分泌を促すACTHという物質を注射し、その前後の血液中のコルチゾールというホルモンの濃度を測定します。アジソン病の犬では、ACTHの注射後にコルチゾールの濃度が上がらないことが多いです。

3)エコー画像検査

副腎皮質や下垂体や視床下部の異常がないかを調べます。

副腎の大きさや形などを観察します。アジソン病の犬では、副腎が小さくなっていることが多いです。 これらの検査により、アジソン病の犬を見分けることができます。

定期的な検査のすすめ

アジソン病の犬は、生涯にわたって副腎皮質ホルモンの補充治療が必要です。しかし、個体差や状態によって、必要な用量や投与間隔は変わります。

そのため、定期的に血液検査を受けて、血中のナトリウムやカリウムなどの電解質やコルチゾールなどのホルモンの濃度をチェックする必要があります。

また、獣医師の指示に従って、必要に応じて用量や投与間隔を調整しましょう。

 

詳しくは、「犬のアジソン病の検査法」を参考にしてください。

 

犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の治療法

アジソン病の犬の治療法は、大きく分けて2つあります。

  • 1.アジソンクリーゼの治療(急性で緊急的な治療)
  • 2.アジソン病の慢性的な治療(慢性で継続的治療)

 

アジソンクリーゼの治療(緊急を要する症状)

アジソンクリーゼは、アジソン病の急性的な悪化状態です。症状は、脱水、低血圧、ショック、意識障害などです。アジソンクリーゼを起こした犬は、早急な治療が必要です。

アジソンクリーゼの治療では、以下の処置が行われます。

  • 1.輸液療法
  • 2.グルココルチコイド(糖質コルチコイド)の投与
  • 3.ミネラルコルチコイド(鉱質コルチコイド)の投与

 

詳しくは、「犬のアジソン病の緊急を要する症状に注意」を参考にしてください。

 

アジソン病の慢性的な治療(緊急ではないが油断してはいけない症状)

アジソン病の慢性的な治療では、副腎皮質ホルモンの補充が行われます。副腎皮質ホルモンは、ミネラルコルチコイド(鉱質コルチコイド)とグルココルチコイド(糖質コルチコイド)の2種類に分けられます。

  • ミネラルコルチコイド(鉱質コルチコイド):ナトリウムとカリウムのバランスを調整するホルモンです。フルドロコルチゾン酢酸エステル(フロリネフ)という薬が用いられます。
  • グルココルチコイド(糖質コルチコイド):免疫や代謝を調節するホルモンです。プレドニゾロンやデキサメタゾンなどの薬が用いられます。

アジソン病の慢性的な治療では、フルドロコルチゾン酢酸エステルを投与やグルココルチコイド(糖質コルチコイド)を併用してお行います。方法には錠剤や注射などがあります。

定型と非定型があり、それぞれに投薬方法は変わり、犬種や体重で量が変化します。

 

詳しくは、「犬のアジソン病の治療法」

詳しくは、犬のアジソン病の治療法「アジソン病で使用する薬と投与の知りたいこと!」

詳しくは、犬のアジソン病の治療法「アジソン病には定型と非定型では治療法」

 

犬のアジソン病の薬について

アジソン病の犬は、生涯にわたって鉱質コルチコイドと糖質コルチコイドを投与する必要があります。

投与の際は、必ずかかりつけの獣医師に相談し、適切な指示・監視下で行ってください。

また、定期的に血液検査を受けて、犬の状態をチェックすることが大切です。愛犬の健康に気を配りましょう。

パーコーテンV,ザイコータル注射液
プレドニゾロン錠剤
フロリネフ錠

 

フロリネフ(鉱質コルチコイド)

フロリネフ(酢酸フルドロコルチゾン)は、鉱質コルチコイドです。

フロリネフは、副腎皮質ホルモンである鉱質コルチコイド(アルドステロン)を補充することで、アジソン病の電解質のバランスで起こる症状を和らげます。

錠剤(フロリネフ錠剤)と筋肉注射液(パーコーテンV、ザイコータル注射液)があります。

プレドニゾロン(糖質コルチコイド)

糖質コルチコイド(グルココルチコイド)の投与は例えば、糖質代謝を正常にするため低血糖を改善させます。

 

 

アジソン病の獣医師との連携

アジソン病に対する知識や経験が豊富な獣医師に診てもらうことが大切で、アジソン病の診断や治療に慣れている獣医師がいるかどうかを調べましょう。

アジソン病は比較的まれな病気で症状も非特異的なため、コントロールしていかないといけない病気です。また愛犬の体調が悪くなって病院へいっても、見逃されやすい可能性があります。

アジソン病の獣医師選びのポイント

アジソン病に対する知識や経験が豊富な獣医師に診てもらうことが大切で、アジソン病の診断や治療に慣れている獣医師がいるかどうかを調べましょう。

アジソン病は比較的まれな病気と言われ、症状も非特異的だそうです。一生涯コントロールしていかないといけない病気です。

また、愛犬の体調が悪くなって病院へいっても、見逃されやすい可能性があります。

これは、経験の問題だと思います。体調不良の犬はしゃべれないため、獣医師の得意分野の型にはめて疑って仮説を立てて治療をするからだと思います。

私は、獣医師が悪いのでなく、経験の問題と考えています。

獣医師とのコミュニケーションの重要性

アジソン病は一生涯の投薬が必要な病気です。体調も良くなったり悪くなったりする可能性もあります。

そんな時に、信頼できる獣医師さんと日頃から、愛犬の状態を共有できるようにしておきたいです。

いつも一緒にいる飼い主さんが、アジソン病の病気を理解(勉強)して、不調のサインを見逃さないようにすることが大切です。

検査結果で数値的に異常が無くても、明らかにアジソン病の症状で苦しんでいる愛犬がいるなら、治療の方針を獣医師に提案するぐらいの勇気を持ってください。

毎日一緒にいる飼い主が愛犬を守る強い気持ちが欲しいです。

 

アジソン病を患った犬の生活の工夫

アジソン病の犬が薬でコントロールできない場合があります。ストレスが原因であることがありますが、他にも原因が考えられます。

例えば、薬剤の投与量が不足している場合、薬剤の効果が低下している場合、または犬が他の病気を抱えている場合があります。

ただし、ストレスはアジソン病の症状を悪化させる可能性があるため、犬のストレスを軽減することは重要です。

また、犬のアジソン病は、定期的な検査や治療が必要であるため、獣医師の指示に従って適切な治療を行うことが重要です。

食事に気をつける

アジソン病の犬は、水分や塩分のバランスが崩れやすいです。そのため、食事にも気をつける必要があります。カリウムの多い食品は避けるようにしましょう。

カリウムの多い食品には、バナナやアボカド、トマト、キャベツ、じゃがいもなどがあります。また、塩分の多い食品も避けるようにしましょう。

塩分の多い食品には、加工肉やチーズ、スナック菓子、インスタント食品などがあります。犬にとって適切な水分や塩分の摂取量は、獣医師に相談しましょう。

 

詳しくは、「犬のアジソン病の食事法」を参考にしてください。

 

適切な運動とリラックス法

犬のアジソン病には適切な運動とリラックス法があります。

運動

アジソン病の犬は、脱水症状や電解質異常などの症状があるため、激しい運動は避けるべきです。しかし、適度な運動は、犬の健康と幸福に不可欠です。

アジソン病の犬に適した運動としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 散歩(短時間で、日陰を多く通る)
  • 水泳(適度な水温で、疲労しないようにする)
  • オモチャを使った遊び(犬が興味を持てるものを選ぶ)

運動をするときは、犬の様子をよく観察し、疲れや脱水症状が見られたら、すぐに休ませるようにしましょう。

リラックス法

アジソン病の犬は、ストレスや不安を抱くと、症状が悪化することがあります。そのため、リラックス法を取り入れ、犬が心身ともにリラックスできるようにすることが大切です。
アジソン病の犬におすすめのリラックス法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • マッサージ
  • アロマセラピー
  • 音楽療法
  • 静かな場所での休息

犬がリラックスできるような環境を整えてあげることも大切です。

具体的には、以下の点に注意しましょう。

  • 騒音や刺激を避ける
  • 温度や湿度を適切に保つ
  • 快適なベッドや寝床を用意する

ストレス管理のための工夫

アジソン病の犬は、ストレスに対する耐性が低く、ショック状態に陥りやすいです。そのため、犬にとってストレスの原因となるような環境やイベントは極力避けるようにしましょう。

例えば、ペットホテルやトリミング、旅行などは犬にとって大きな負担になります。また、犬が恐怖や緊張を感じやすい動物病院では、特に注意する必要があります。

 

トイプードル(愛犬)の心(しん)ちゃんの闘病記録

アジソン病を患った愛犬の闘病記録です。色々なことが不安で心配ですが、同じような境遇の方に参考になれば幸いです。

6歳の時にアジソン病と診断されて、闘病生活を送っています。コントロールはできていましたが、2023年11月25日に急に不調になり、とりあえず薬の調整で改善しました。

その後は、甲状腺の機能低下も疑い検査した結果、甲状腺のホルモン数値も低くでて、現在は甲状腺の治療も開始しました。

アジソン病の治療について
2024年4月現在

  • プレドニゾロン1/2錠(30日分1,500円)
  • ザイコータル筋肉注射を月1回(8,000円弱)
  • 月の医療費は、10,000円弱

 

詳しくは、「愛犬のアジソン病の闘病記録」を参考にしてください。

詳しくは、「愛犬のアジソン病とペット保険について」を参考にしてください。

 

アジソン病を持つ犬の飼い主さんの 情報共有や経験の交換の場

私のようにアジソン病の愛犬と暮らす方々が、不安や心配などを共有して励まし合って、愛犬や飼い主がストレスなく暮らせるようにしていきたいと思います。

私で良かったら、少しでもお力になれれば幸いです。気軽にご連絡下さいませ。

冨澤敏夫が[アジソン病の情報交換]グループを作りました。良かったら参加してください。

参加の場合はこちらアジソン病の情報交換

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自己紹介(profile)

NEWS

冨澤敏夫(とみざわ としお)、1969年12月12日生まれ
資格(国家資格:柔道整復師、整体師)

好きな言葉:継続は力なり
特技や趣味:空手、太極拳、健康体操、映画鑑賞、仕事(整体業)、WEB関係
愛読書:原因と結果の法則
好きなアニメ:あしたのジョー、エースをねらえ!


はじめまして、私はさいたま市で整体院を開業しています。愛犬はトイプードルのももちゃんと心(しん)ちゃんと暮らしています。愛犬の病気をきっかけに、このコンテンツを立ち上げました。皆さんのお役に立てればと思い、わんちゃんの健康を中心に、犬の色々な情報を掲載しています。

  • ももちゃん(女の子 2012年5月生まれトイプードル)
  • 心ちゃん(男の 子2013年11月生まれトイプードル)

心ちゃんが遺伝的な病気を持ち闘病中です。

  • アジソン病2019年11月6歳
  • 進行性網膜萎縮症、白内障2023年7月
  • 甲状腺機能低下症2024年4月

上記は正式な診断を受け治療を開始した時で、発症はもう少し前からだと思います。

特に進行性網膜萎縮症は、初期症状に早く気づき早期予防をしていたら、進行をもう少し遅れさせられたかなと後悔しています。

わが家のわんちゃん、トイプードルは6歳の時(2019年)にアジソン病と診断され、投薬を続けています。

9歳(2022年)すぎてから、暗闇で目が見えにくくなり、進行性網膜萎縮と診断されました。治療がないということで放置をしていましたが、2023年に入り急激に白内障など進行して、目の専門の病院へ行き、正式に進行性網膜萎縮と白内障と診断されました。

現在は定期的な検査と、目サプリ・目薬で進行を遅らせています。現在は、2023年11月に体調を崩しててから、急激に左目がひどい白内障でしたが、右目も白内障がひどくなりました。今はたぶん見えない様子です。

2024/4/25に甲状腺機能低下症と言われ、今、投薬を開始しました。経過観察中!

下記は、愛犬の闘病記です。同じ病気を持つ飼い主さんの、役に立てればと