筆者:冨澤敏夫(整体師、柔道整復師) N2024/4/13

犬の進行性網膜萎縮の検査

犬の進行性網膜萎縮検査:愛犬の視力低下を早期発見

進行性網膜萎縮は、犬種によっては比較的発症しやすい遺伝性疾患です。早期発見・診断が難しく、気づいたら失明していたというケースも少なくありません。しかし、近年では検査技術の進歩により、早期発見・診断が可能になりつつあります。

本記事では、犬の進行性網膜萎縮検査について、以下の内容を詳しく解説します。

目次

  1. 1.犬の進行性網膜萎縮とは?
  2. 2.進行性網膜萎縮の症状
  3. 3.進行性網膜萎縮の検査
  4. 4.進行性網膜萎縮の治療
  5. 5.進行性網膜萎縮と暮らすための工夫
  6. 6.まとめ

 

1.犬の進行性網膜萎縮とは?

進行性網膜萎縮(PRA)は、犬の網膜が徐々に変性し、視力が低下していく遺伝性疾患です。原因は遺伝子変異によるもので、発症時期や進行速度は犬種や個体によって異なります。

2.進行性網膜萎縮の症状

進行性網膜萎縮の初期症状は、夜盲症です。薄暗い場所や夜になると、段差につまずいたり、壁にぶつかったりすることが増えます。進行するにつれて、昼間でも視力が低下し、最終的には失明に至ります。

3.進行性網膜萎縮の検査

進行性網膜萎縮の診断には、主に以下の検査が行われます。

3.1 眼科検査

  • 眼鏡検査: 視力や目の異常を観察します。
  • 眼圧測定: 眼球内部の圧力を測定します。緑内障などの他の眼疾患の発見にも役立ちます。
  • 裂隙灯検査: 角膜、結膜、水晶体、虹彩、前房などの目の前部組織を詳しく観察します。
  • 眼底検査: 網膜、視神経乳頭、血管などを観察します。PRAでは、網膜の変性や視神経乳頭の変化などが認められます。

3.2 遺伝子検査

PRAの発症に関与する遺伝子変異を調べる検査です。PRAの発症リスクを判定することができます。

4. 進行性網膜萎縮の治療

進行性網膜萎縮には、根本的な治療法はありません。しかし、サプリメントや抗酸化物質などの補助療法によって、進行を遅らせることは可能です。また、補助犬の訓練や、段差のないバリアフリーな環境づくりなど、愛犬が快適に過ごせるよう工夫することも大切です。

5. 進行性網膜萎縮と暮らすための工夫

進行性網膜萎縮の進行を遅らせるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 定期的に眼科検査を受ける
  • サプリメントや抗酸化物質を与える
  • バランスのとれた食事を与える
  • 適度な運動をする
  • ストレスを溜めない

6. まとめ

進行性網膜萎縮は、早期発見・診断が難しい病気ですが、近年では検査技術の進歩により、早期発見・診断が可能になりつつあります。愛犬の視力低下に気づいたら、すぐに動物病院を受診し、適切な検査を受けることが大切です。

進行性網膜萎縮と診断された場合でも、適切な治療や介護によって、愛犬との生活を充実させることは可能です。飼い主さんがしっかりとサポートし、愛犬と共に歩んでいきましょう。

 

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自己紹介(profile)

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冨澤敏夫(とみざわ としお)、1969年12月12日生まれ
資格(国家資格:柔道整復師、整体師)

好きな言葉:継続は力なり
特技や趣味:空手、太極拳、健康体操、映画鑑賞、仕事(整体業)、WEB関係
愛読書:原因と結果の法則
好きなアニメ:あしたのジョー、エースをねらえ!


はじめまして、私はさいたま市で整体院を開業しています。愛犬はトイプードルのももちゃんと心(しん)ちゃんを迎えて暮らしています。愛犬の病気をきっかけに、このコンテンツを立ち上げました。皆さんのお役に立てればと思い、わんちゃんの健康を中心に、犬の色々な情報を掲載しています。