筆者:冨澤敏夫(整体師、柔道整復師) N2024/4/13

犬の甲状腺機能低下症の食事管理

 

 

犬の甲状腺機能低下症の食事管理

犬の甲状腺機能低下症の食事管理には以下のポイントが重要です。

  • 低脂肪:甲状腺機能低下症の犬は脂肪の代謝が不十分で高脂血になりやすいため、低脂肪なフードを選ぶことが推奨されます。脂肪分10%以下でオメガ3脂肪酸が含まれたフードが良いでしょう。
  • 高消化で質の良いタンパク質:甲状腺機能低下症の犬は、体内でタンパク質を作る力が低下しているため、高消化で質の良いタンパク質を摂取することが重要です。
  • 低ヨウ素食:ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素ですが、甲状腺機能低下症の場合、ヨウ素過剰は問題を引き起こす可能性があります。そのため、過剰なヨウ素を含む食品やサプリメントを避けることが重要です。
  • 低糖質・低カロリー:甲状腺機能低下症の犬は基礎代謝が落ちてしまうため、必要以上のカロリーや糖質を摂取してしまうと肥満体になる可能性があります。そのため、低カロリーで糖質も低いフードを選ぶことが推奨されます。
  • 腸の健康をサポート:甲状腺機能低下症の犬は免疫力が低下するため、腸の健康をサポートできるような成分が含まれたフードを選ぶと良いでしょう。

また、甲状腺機能低下症の犬には以下の食べ物を避けることが推奨されています。

  • 高脂肪のフード
  • 高温で加熱処理されたフード
  • ゴイトロゲン(甲状腺機能を低下させる成分)が含まれているフード
  • 過剰なヨウ素を含む食品やサプリメント
  • イソフラボンが含まれているフード
  • レバー

これらの食事管理のポイントを踏まえた上で、獣医師と相談しながら適切な食事療法を行うことが重要です。また、手作り食を考える場合は、新鮮な食材を使用し、適切な調理法を用いることが大切です。具体的な食事療法のレシピやドッグフードの選び方については、専門家に相談することをおすすめします。

ヨウ素を多く含む食品は、以下のようなものがあります。イワシや鯖などの魚介類、海藻には昆布、ワカメ、ノリなど、食塩にはヨウ素が添加されています。これらの食品は、ヨウ素を摂取するための良い源となります。ただし、甲状腺機能低下症の犬には、過剰なヨウ素摂取は避ける必要があります。そのため、犬の食事にこれらの食品を含める場合は、適切なバランスと獣医師の指示に従うことが重要です。

サプリメントに関しては、獣医師の指示に従い、以下のようなものが有効である場合があります。

  • オメガ-3脂肪酸:皮膚と被毛の健康をサポートし、皮膚の問題を緩和する助けになることがあります。
  • ビタミンやミネラル補給:特にビタミンEや亜鉛、セレンなどの抗酸化物質や栄養素は、皮膚と免疫系の健康をサポートするのに役立ちます。
  • プロバイオティクス:腸内フローラのバランスを整え、消化器系の健康をサポートすることができます。

ただし、サプリメントの使用については獣医師に相談することが重要です。獣医師は、犬の状態や個々のニーズに合わせて適切なサプリメントを推奨します。

 

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自己紹介(profile)

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冨澤敏夫(とみざわ としお)、1969年12月12日生まれ
資格(国家資格:柔道整復師、整体師)

好きな言葉:継続は力なり
特技や趣味:空手、太極拳、健康体操、映画鑑賞、仕事(整体業)、WEB関係
愛読書:原因と結果の法則
好きなアニメ:あしたのジョー、エースをねらえ!


はじめまして、私はさいたま市で整体院を開業しています。愛犬はトイプードルのももちゃんと心(しん)ちゃんを迎えて暮らしています。愛犬の病気をきっかけに、このコンテンツを立ち上げました。皆さんのお役に立てればと思い、わんちゃんの健康を中心に、犬の色々な情報を掲載しています。