筆者:冨澤敏夫(柔道整復師) N2024/6/15

犬のアジソン病でグルコースが正常値で低血糖に似た症状がでるの?

Q:犬のアジソン病でぐったり、元気がなく、震えて、食欲がなくなり、ふらつく状態でしたが、血液検査でグルコースは正常値でした。アジソン病は低血糖になりやすいと聞きますが、低血糖でこのような症状になったのですか?

A:犬のアジソン病でぐったり、元気がなく、震えて、食欲がなくなり、ふらつく状態でしたが、血液検査でグルコースは正常値でした。アジソン病は低血糖になりやすいと聞きますが、低血糖でこのような症状になったのですか?

アジソン病の症状と低血糖の関係

低血糖による症状:

低血糖が起こると、以下のような症状が現れます。

  • ぐったりする
  • 元気がない
  • 震える
  • 食欲がない
  • ふらつく

これらは、低血糖時に見られる典型的な症状です。しかし、アジソン病の症状は低血糖だけに限定されません。

アジソン病のその他の症状:

アジソン病による症状は、副腎皮質ホルモンの不足により引き起こされます。具体的には、以下の症状が含まれます。

  • 脱力感やぐったりする
  • 元気がなくなる
  • 震え
  • 食欲不振
  • ふらつき
  • 嘔吐や下痢
  • 脱水症状
  • 低血圧

なぜ血糖値が正常でも症状が出るのか?

アジソン病の症状は、必ずしも低血糖だけによるものではありません。副腎皮質ホルモン(特に糖質コルチコイドと鉱質コルチコイド)の不足が、体全体の機能に影響を与えるため、他の症状も見られます。これには以下のようなメカニズムが含まれます。

  • 糖質コルチコイドの不足: これにより、ストレスに対する体の反応が弱くなり、エネルギーの供給や代謝が低下します。
  • 鉱質コルチコイドの不足: これにより、ナトリウムの保持とカリウムの排泄がうまく行われず、電解質のバランスが崩れます。この結果、脱水や低血圧が起こりやすくなります。

血糖値が正常なのに症状が出る理由

アジソン病では、グルコースレベルが正常であっても、副腎ホルモンの不足が全身の機能に影響を与えるため、低血糖と同様の症状が出ることがあります。

アジソン病を持つ犬の飼い主さんの 情報共有や経験の交換の場

私のようにアジソン病の愛犬と暮らす方々が、不安や心配などを共有して励まし合って、愛犬や飼い主がストレスなく暮らせるようにしていきたいと思います。

私で良かったら、少しでもお力になれれば幸いです。気軽にご連絡下さいませ。

冨澤敏夫が[アジソン病の情報交換]グループを作りました。良かったら参加してください。

参加の場合はこちらアジソン病の情報交換

https://line.me/ti/g/k9sDHXl61k

LINEをインストールし、登録した後に上記リンクをタップして[アジソン病の情報交換]グループに参加することができます。

アジソン病の愛犬と暮らす飼い主さんの情報交換の場のLINE|原因と症状、治療と予防|さいたま中央フットケア整体院

 

関連記事

 

 

自己紹介(profile)

NEWS

冨澤敏夫(とみざわ としお)、1969年12月12日生まれ
資格(国家資格:柔道整復師、整体師)

好きな言葉:継続は力なり
特技や趣味:空手、太極拳、健康体操、映画鑑賞、仕事(整体業)、WEB関係
愛読書:原因と結果の法則
好きなアニメ:あしたのジョー、エースをねらえ!


はじめまして、私はさいたま市で整体院を開業しています。愛犬はトイプードルのももちゃんと心(しん)ちゃんと暮らしています。愛犬の病気をきっかけに、このコンテンツを立ち上げました。皆さんのお役に立てればと思い、わんちゃんの健康を中心に、犬の色々な情報を掲載しています。

  • ももちゃん(女の子 2012年5月生まれトイプードル)
  • 心ちゃん(男の 子2013年11月生まれトイプードル)

心ちゃんが遺伝的な病気を持ち闘病中です。

  • アジソン病2019年11月6歳
  • 進行性網膜萎縮症、白内障2023年7月
  • 甲状腺機能低下症2024年4月

上記は正式な診断を受け治療を開始した時で、発症はもう少し前からだと思います。

特に進行性網膜萎縮症は、初期症状に早く気づき早期予防をしていたら、進行をもう少し遅れさせられたかなと後悔しています。

わが家のわんちゃん、トイプードルは6歳の時(2019年)にアジソン病と診断され、投薬を続けています。

9歳(2022年)すぎてから、暗闇で目が見えにくくなり、進行性網膜萎縮と診断されました。治療がないということで放置をしていましたが、2023年に入り急激に白内障など進行して、目の専門の病院へ行き、正式に進行性網膜萎縮と白内障と診断されました。

現在は定期的な検査と、目サプリ・目薬で進行を遅らせています。現在は、2023年11月に体調を崩しててから、急激に左目がひどい白内障でしたが、右目も白内障がひどくなりました。今はたぶん見えない様子です。

2024/4/25に甲状腺機能低下症と言われ、今、投薬を開始しました。経過観察中!

下記は、愛犬の闘病記です。同じ病気を持つ飼い主さんの、役に立てればと

 

ギャラリー(gallery)

a