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筆者:冨澤敏夫(整体師、柔道整復師) N2024/4/13

犬のアジソン病の経過観察ブログ

心(しん)男の子 誕生日2013年11月23日 犬種:トイプードル(白)

体重、ベスト4.9kg、2024/4/14現在5.8kg

他の病気:両目の網膜萎縮、白内障が進行中(現在は定期的に眼科に行く)

通院中の眼科は、大宮クレールどうぶつ眼科です。

アジソン病は、2019年5月に発症。現在(2024/4/13)闘病期間は5年経過し6年目に入ります。

現在の治療方法は、パー子ーテンVの筋肉注射で鉱質コルチコイドを補充(28日周期)、プレドニゾロン錠剤を1/2錠を毎朝ごはんと一緒に摂取で、アジソン病は安定しています。

2024/4/4の春の健康診断でレントゲン、超音波(エコー)、血液検査、尿検査を行いました。

アジソン病は安定していますが、総コレステロールや中性脂肪、リパーゼの数値が高くなったので、甲状腺ホルモンの検査を新たに行いました。結果は下記に記載していきます。

こちらでは、アジソン病の血液検査などの検査画像を掲載しています。

愛犬のアジソン病で通院は、埼大通りどうぶつ病院です。

詳しくは、「愛犬のアジソン病とペット保険について」を参考にしてください。

 

アジソン病の経過観察

愛犬の心(しん)くんのアジソン病の発症から経過を観察記録です。参考にしてください。

 

  • 2019年

    アジソン病が発症

    2019/5/21

    急に元気がなくなり、ぐったりして食欲がなくなり、震えなど不調があり、病院へ連絡をして受診。はじめは原因がわからずに、血液検査を行う。

    5/21の検査結果アジソン病と診断

    血液検査では、

    • ナトリウム(Na)133mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)5.4mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール97mEg/l(正常値102~117)

    ACTH刺激試験では、

    • preコルチゾール(投与前)
      1.0ug/dl(正常値1.0~6.0)
    • postコルチゾール(投与60分後)
      1.0ug/dl(正常値8.0~18.0)

    投薬治療では、酢酸フルドロコルチゾン(グルココルチコイドとミネラルコルチコイドの両方の作用をもつ)を、1日2回飲んで症状や血液をモニタリングしながら投与量を調整を予定。

    ※検査報告書2019/5/21検査結果の画像」を参考に!

    2019/5/27

    5/27投薬後の経過観察

    血液検査で正常値に!

    • ナトリウム(Na)147mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)4.3mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール115mEg/l(正常値102~117)

    • ACTH刺激試験は、アジソン病の診断のための検査で投薬後の検査は無し

    投薬治療は、酢酸フルドロコルチゾン(グルココルチコイドとミネラルコルチコイドの両方の作用をもつ)を、1日2回飲んで引き続き、症状や血液をモニタリングしながら投与量を調整を予定。

    だいぶ元気にあり食欲もあり、体調は戻った。

    ※検査報告書2019/5/27検査結果の画像」を参考に!

  • 2019年6月

    経過観察

    調子は良く薬のコントロールは上手くできている様子。

    6/10投薬中の経過観察

    血液検査では、正常値!

    • ナトリウム(Na)151mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)4.8mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール113mEg/l(正常値102~117)

    ACTH刺激試験は、アジソン病の診断のための検査で投薬後の検査は無し

    だいぶ元気にあり食欲もあり、体調は戻った。

    ※検査報告書2019/6/10検査結果の画像」を参考に!

    しばらくはモニタリングして経過観察しました。

    ※検査報告書2019/7/15検査結果の画像」を参考に!

    ※検査報告書2019/8/19検査結果の画像」を参考に!

    ※検査報告書2019/10/14検査結果の画像」を参考に!

  • 2020年

    投薬の量を決める為のモニタリング

    血液検査では、少し数値の変化があり、慎重に観察していく。電解質のザイコータルが不安定なため、錠剤でなくザイコータル(鉱質コルチコイド)の注射を検討。

    ※検査報告書2020/1/10検査結果の画像」を参考に!

    ※検査報告書2020/4/3検査結果の画像」を参考に!

    血液検査では、

    • ナトリウム(Na)145mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)5.1mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール112mEg/l(正常値102~117)

    ※検査報告書2020/6/29検査結果の画像」を参考に!

    血液検査では、

    • ナトリウム(Na)151mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)5.5mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール104mEg/l(正常値102~117)

    ※検査報告書2020/8/24検査結果の画像」を参考に!

    ※検査報告書2020/11/24検査結果の画像」を参考に!

  • 2021年

    経過観察

    2021/6/21の検査で電解質バランスが不安定のためザイコータルの筋肉注射に変更
    また、2021/12/6では肝機能の数値が急激に上がり再検査と経過観察。

    2021/4/12

    ※検査報告書2021/4/12検査結果の画像」を参考に!

    2021/5/10

    ※検査報告書2021/5/10検査結果の画像」を参考に!

    血液検査では、

    • ナトリウム(Na)145mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)5.6mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール103mEg/l(正常値102~117)

    2021/6/21

    ※検査報告書2021/6/21検査結果の画像」を参考に!

    血液検査では、

    • ナトリウム(Na)145mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)5.9mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール103mEg/l(正常値102~117)
    • BUM尿素質素が35.5mg/dl(基準値9.2~29.2)

    BUM尿素質素が35.5mg/dl(基準値9.2~29.2)上がったので、ここで鉱質コルチコイドのホルモンを錠剤からザイコータルの筋肉注射へ変更する。

    ここから、鉱質コルチコイドを注射で28日間隔で行い、プレドニゾロン(糖質コルチコイド)を毎朝1/2錠を投与。

    犬のアジソン病のザイコータル 犬のアジソン病のパーコーテンV

    2021/7/5

    ※検査報告書2021/7/5検査結果の画像」を参考に!

    ※検査報告書2021/7/19検査結果の画像」を参考に!

    血液検査では、

    • ナトリウム(Na)150mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)4.8mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール108mEg/l(正常値102~117)
    • BUM尿素質素が26.5mg/dl(基準値9.2~29.2)

    鉱質コルチコイドのホルモンを錠剤からパーコーテンVの筋肉注射へ変更してコントロールが出来ている。

    2021/8/20

    ※検査報告書2021/8/20検査結果の画像」を参考に!

    血液検査

    • ナトリウム(Na)149mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)4.0mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール106mEg/l(正常値102~117)

    2021/12/6 肝臓の数値が高いが心配

    ※検査報告書2021/12/6検査結果の画像」を参考に!

    血液検査

    • ナトリウム(Na)149mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)4.5mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール110mEg/l(正常値102~117)

    肝臓数値

    • AST(GOT)661U/L(基準値17~44)
    • ALT(GPT)448U/LU/L(基準値17~78)

    肝臓数値と上がっているので12/13再検査

    2021/12/13

    ※検査報告書2021/12/13検査結果の画像」を参考に!

    血液検査|肝臓数値

    • AST(GOT)21U/L(基準値17~44)
    • ALT(GPT)181U/L(基準値17~78)
  • 2022年

    アジソン病数値は安定、肝臓数値も安定している

    昨年2021/12/6に肝機能の数値が上がり、経過観察をしていく2022/1/10の検査で安定した。

    2022/1/10

    ※検査報告書2022/1/10検査結果の画像」を参考に!

    血液検査

    • AST(GOT)23U/L(基準値17~44)
    • ALT(GPT)32U/LU/L(基準値17~78)

    2022/11/7

    ※検査報告書2022/11/7検査結果の画像」を参考に!

    血液検査

    • AST(GOT)18U/L(基準値17~44)
    • ALT(GPT)30U/LU/L(基準値17~78)
  • 2023年

    経過観察

    2021年末は肝臓の数値が急激に上がり、2022年度はアジソン病の数値は安定していて、肝臓に注意して観察。

    2022年度はアジソン病の数値は安定していたので、2023年度はほぼ血液検査で経過観察をしていません。

    2023/11/25

    仕事が忙しく、夕方16時ごろに心の様子がおかしいと母が言いました。時々震えて、ぐったりしていると!

    その日は、朝散歩して、ご飯も元気よくたべました。

    調子が悪く震え元気がなくぐったり、食欲なく履いて病院で血液検査するが、アジソン病ででる数値に異常がなく困惑する。

    確かにいつもの心ではない様子に、「これアジソン病の調子悪時に起こる様子」と思い、動物病院へ電話して伺いました。

    1週間前(2023/11/16)にザイコータルを筋肉注射で打っていたので、鉱質コルチコイドは問題がないと思い不思議でした。プレドニゾロン錠剤も定量(1/2)を飲ませていましたから不思議です。

    原因がわからないが点滴を行い様子を見るが経過が思わしくなく、ご飯は食べましたが、吐いたので翌日に病院へ相談へ行く

    不調から2日後(2023/11/26日曜)に、やはりアジソン病が関係しているかと思い、血液検査を頼みました。

    「検査結果では、アジソン病の要因で体調が悪いとはいえない」と言われ、動物病院で預かって静脈点滴をしましょうかと言われましたが、昨日に点滴をしていたので効果はないかなと思い、お断りして様子を見ますと帰宅をしました。

    不調の様子から数値では出ていないが、アジソン病の不調の際に出る様子に似ているので、プレドニゾロン錠剤(糖質コルチコイ)を飲ませることを伝えて帰宅。

    普段から定量のプレドニゾロン錠剤を飲ませていましたが、倍にして飲ませたところ1時間程度で元気になり、いつもの心ちゃんになりました。

    このことから、今回の不調はアジソン病が要因で、何らかのストレス?が加わったことで、プレドニゾロン錠剤の量が不足したのではないかと予測します。

    その他で考えられることは、プレドニゾロン錠剤を飲ませ忘れたか。これは、1回程度なら問題ないと獣医師さんは言っていたが、真相はわからないです。

    ただ、今回のような不調が来たら、まずプレドニゾロン錠剤をいつもの倍(1錠)飲ませて様子をみるのも良いかと思います。

    犬のアジソン病の様態が悪化

    ※検査報告書2023/11/27検査結果の画像」を参考に!

    血液検査での疑問は、カリウムの数値がアジソン病では上昇するのに、逆に低下したことや、コルステロールが高い傾向です。

    • ナトリウム(Na)146mEg/l(正常値141~152)
    • カリウム(K)3.2mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール108mEg/l(正常値102~117)
    • BUM尿素質素が18mg/dl(基準値9.2~29.2)
    • 総コレステロール値(COHK)が397mg/dl(基準値110~320)

    2023/12/23(土曜日)午後13時頃の不調

    先月(11月25日)と同じパターンが起こりました。12/14(木曜)にアジソン病の注射をして、1週間すぎの今日(12/22土曜)の午後から調子が悪くなる。

    特にストレスになることはなく、季節の変わり目、寒さが影響している可能性があります。部屋温度を上げてみます。

    プレドニゾロン錠剤を1/2を17時に飲ませてみましたが、少しいいかなと思いましたが、やっぱり調子が悪く、追加1/2を18時に飲ませて様子を見ています。
    合計プレドニゾロン錠剤を1錠飲ませて様子を見ています。

    やっぱり1錠飲ませないと回復しないみたいでした。元気になりました。

    2023/12/24(日曜日)

    少し元気がないため、プレドニゾロン錠剤1/2を8:30に上げました。元気はないけどアジソン病の症状は軽減しているかな?

    この2回の不調で、心の目が一段と見えなくなり、水の位置やご飯の位置を探すしぐさが多くなった。歩き方も力強くなく弱々しい感じです。これは目が見えないから恐々しているのかな?

    夜、プレドニゾロン錠剤1/2を18:30に上げました。

    元気になっています。良かった。

    2023/12/25(月曜日)

    今日は元気が良い。プレドニゾロン錠剤1/2を9:00に上げました。
    2時に散歩に行き、ご飯の時もいち早く寄ってきて元気そうです。良かった。
    夜は、ご飯を勢いよく食べて元気をアピールしてくれました。薬は上げずに様子を見たいと思います。

  • 2024年

    経過観察|4/4春の健康診断

    2023年11月25日の体調不良で血液検査から4か月後の血液検査でした。

    2024/4/4

    ※検査報告書2024/4/4検査結果の画像」を参考に!

    血液検査

    • ナトリウム(Na)149mEg/l(正常値141~152)、
    • カリウム(K)4.3mEg/l(正常値3.8~5)
    • クロール108mEg/l(正常値102~117)
    • BUM尿素質素が20.2mg/dl(基準値9.2~29.2)
    • 総コレステロール値(COHK)711mg/dl(基準値110~320)
    • 中性脂肪156mg/dl(基準値23~149)
    • リパーゼ317mg/dl(基準値10~160)

    獣医師の提案で、甲状腺ホルモンの検査をしてみる。理由は、食べる量は変わらないのに、体重が1kg増えていること、コルステロールや中性脂肪の数値が高いこと。2022/12/13の肝臓数値が急激にあがり、2023/11/27血液検査の結果もあるので念のために行う。

    アジソン病の治療について
    2024年4月現在

    • プレドニゾロン1/2錠(30日分1,500円)
    • ザイコータル筋肉注射を月1回(8,000円弱)
    • 月の医療費は、10,000円弱

    2024/4/25

    甲状腺機能低下症の検査をお願いして結果が出たので動物病院へ

    ここからは、「甲状腺機能低下の経過観察」で説明していきます。

    2024/5/2(木曜)

    ザイコータル筋肉注射0.475ml

    2024/4/25から治療開始「甲状腺機能低下の経過観察」で説明していきます。

    詳しくは、「愛犬のアジソン病とペット保険について」を参考にしてください。

    2024/5/30(木曜)

    ザイコータル筋肉注射0.475ml

    犬のアジソン病の診察料

    2024/8/22(木曜)

    コルチゾール0.3ug/dlは、基準値より低いが、活動状況から見てプレドニゾロン錠を増やすのは必要ないと判断(現在1/2錠)、T4は4.53ug/dlで、基準値より高いが、発症時の時よりも経過良いのでスラージンS100ugを朝晩の1日2錠で様子見る。体重も5.7kgぐらいで痩せてきているためOK、カリウムやナトリウム数値も良好。中性脂肪が高めで、前回は総コレステロールが正常になり、運動不足が原因かも(ステロイド服用は摂取量が少ないため深く考えず)

    20240822

 

アジソン病を持つ犬の飼い主さんの 情報共有や経験の交換の場

私のようにアジソン病の愛犬と暮らす方々が、不安や心配などを共有して励まし合って、愛犬や飼い主がストレスなく暮らせるようにしていきたいと思います。

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自己紹介(profile)

NEWS

冨澤敏夫(とみざわ としお)、1969年12月12日生まれ
資格(国家資格:柔道整復師、整体師)

好きな言葉:継続は力なり
特技や趣味:空手、太極拳、健康体操、映画鑑賞、仕事(整体業)、WEB関係
愛読書:原因と結果の法則
好きなアニメ:あしたのジョー、エースをねらえ!


はじめまして、私はさいたま市で整体院を開業しています。愛犬はトイプードルのももちゃんと心(しん)ちゃんと暮らしています。愛犬の病気をきっかけに、このコンテンツを立ち上げました。皆さんのお役に立てればと思い、わんちゃんの健康を中心に、犬の色々な情報を掲載しています。

  • ももちゃん(女の子 2012年5月生まれトイプードル)
  • 心ちゃん(男の 子2013年11月生まれトイプードル)

心ちゃんが遺伝的な病気を持ち闘病中です。

  • アジソン病2019年11月6歳
  • 進行性網膜萎縮症、白内障2023年7月
  • 甲状腺機能低下症2024年4月

上記は正式な診断を受け治療を開始した時で、発症はもう少し前からだと思います。

特に進行性網膜萎縮症は、初期症状に早く気づき早期予防をしていたら、進行をもう少し遅れさせられたかなと後悔しています。

わが家のわんちゃん、トイプードルは6歳の時(2019年)にアジソン病と診断され、投薬を続けています。

9歳(2022年)すぎてから、暗闇で目が見えにくくなり、進行性網膜萎縮と診断されました。治療がないということで放置をしていましたが、2023年に入り急激に白内障など進行して、目の専門の病院へ行き、正式に進行性網膜萎縮と白内障と診断されました。

現在は定期的な検査と、目サプリ・目薬で進行を遅らせています。現在は、2023年11月に体調を崩しててから、急激に左目がひどい白内障でしたが、右目も白内障がひどくなりました。今はたぶん見えない様子です。

2024/4/25に甲状腺機能低下症と言われ、今、投薬を開始しました。経過観察中!

下記は、愛犬の闘病記です。同じ病気を持つ飼い主さんの、役に立てればと